韓国で最も自殺が多い橋『麻浦大橋』

韓国で最も自殺が多い橋『麻浦大橋』


今日はちょっと暗い話というか重い話というか…韓国の自殺の話をしたいと思います。

韓国の自殺率はOECD国家の中で1位だそうです。世界自殺予防の日を控えて保健福祉部が発刊した『OECDヘルスデータ2012』によると韓国の自殺率は2010年基準で人口10万人あたり33.5人で、2009年28.4人より5.1人増えました。

自殺する場所の中で漢江(ハンガン)にある麻浦大橋が自殺する人が多いようです。麻浦大橋が自殺1位のわけは他の橋より歩行者の接近が容易で、ヨイド証券街が付近に位置している地理的な特性のためというのが多数の関係者らの分析だそうです。地下鉄の駅からも近いこともあります。

漢江には多くの橋がありますが、実際麻浦大橋は他の漢江橋より歩行者が多いです。

22年間ソウル警察庁漢江警察隊所属隊員として活動してきた方によると『不思議なことが自殺者たちの投身ポイントが決まっています。麻浦大橋の場合、北端よりは南端の方で投身することが多かった。漢江大橋はアーチ部分で発生率が高い。正確な根拠を探すのは難しいが、接近が容易で人の往来が多い点であるようだ』と話しました。

麻浦大橋では自殺防止のためにヒーリングメッセージ、銅像、SOS電話、監視カメラなどを設置して『命の橋』になろうと取り組んでいます。

ヒーリングメッセージには誰か一緒に歩きながら話しかけるように『ご飯は食べた?』、『疲れてない?』、『何か悩みでもある?』などが書かれています。
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夜にも見えるようにメッセージが書いてあるところがライトアップされます。

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橋の中央に置かれた『もう一度』という銅像です。
この銅像はもう一度人生に対する希望を持とうという意味を持っています。

このような取り組みで自殺者が少しでも減ったら良いですよね。^^
自殺ではなく、デートや遊びに行く麻浦大橋になって欲しいです。

こちらは↓新しくなった麻浦大橋を紹介した韓国のブログです。
http://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=strahlla&logNo=100172148761


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